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芥川賞と直木賞の発表が間近に控えるなか、今回の「日本映画のススメ」のテーマはズバリ“芥川・直木賞×映画”です!
特集②では、芥川賞または直木賞受賞作品が原作の映画13作品をご紹介します。これを機会に、本を読み直すもよし、映画を観直すもよし。たっぷりお楽しみください!
若い世代の生態を描き当時センセーショナルな話題となった石原慎太郎の同名原作を映画化。”太陽族ブーム”を巻き起こし、不世出の映画スター=石原裕次郎を誕生するきっかけとなった作品。他に長門裕之、南田洋子、岡田真澄らが出演。
「十三人の刺客」の工藤栄一が監督した忍者もの。豊臣秀吉の命を狙う伊賀忍者・葛篭重蔵を主役に据え、忍者の世界から抜け出そうとする石川五右衛門との対決、女忍者との許されぬ恋、宿敵である甲賀忍者との凄まじい死闘を描く。
高級料亭「忍ぶ川」で偶然出会った志乃と哲郎の愛を綴るラブストーリー。監督・脚本(共同)は「黒部の太陽」「海と毒薬」の熊井啓で、キネマ旬報ベスト・テン第1位。
脚本家としても数々の秀作を手がけた新藤兼人が脚色、「悪名」などの田中徳三が監督した文芸もの。祖父と父と兄を殺した巨大クジラ・鯨神を倒すことを悲願とするちいさな漁村に暮らす漁師・シャキを、当時の若手大映スター・本郷功次郎が演じる。
高度経済成長期、戦中派の冴えないサラリーマン・江分利満(えぶり・まん)氏が、ひょんなことから書いた小説が直木賞を受賞する。小林桂樹が原作の山口瞳に似せた主人公を演じる。軽快なテンポの中にも重いテーマを散りばめた、岡本喜八監督の代表作でもある。
高校生薫クンの一日を通して描いた揺れ動く青春ドラマを「海峡」「八甲田山」の森谷司郎が監督。主演は、当時青春スターとして人気のあった岡田裕介(後に映画会社東映の社長となる)。
九州、浜松、東京で五人を殺し、詐欺と女性関係を繰り返した主人公の生いたちから死刑執行までを辿る。「楢山節考」「うなぎ」の今村昌平が監督。連続殺人犯の主人公を演じた緒形拳、その父を演じた三國連太郎の熱演が光る。
撮影所を舞台に、スターと大部屋俳優の奇妙な友情、そしてこの二人の間で揺れ動く女優の姿を描いた作品。脚本もつか自身が執筆。風間杜夫、平田満と共演した松坂慶子の美しさが際立つ。深作欣二監督の代表作にも挙げられる。
骨董屋を経営する中年男と、その店に転り込んできた娘の関係を中心に、近所に住む人々の生活を人情味豊かに描く。「黒木太郎の愛と冒険」の森崎東が監督。主演の夏目雅子が美しい。
ある殺人事件の全容とそれを巡る人々の絆を、多数の登場人物の証言によって描出する人間ドラマ。複雑な人間関係を混沌としたまたテンポよく仕切る大林宣彦監督の力量に唸る。出演は、加瀬亮、岸部一徳、柄本明ほか。
「異人たちとの夏」の市川森一が脚色、「夢千代日記」などで吉永小百合と組んだNHKの深町幸男が本作で映画初監督。長崎・丸山を舞台に、吉永演じる名芸者・愛八が無償の愛に生きた人生を描く文芸ロマン。共演は、渡哲也、高島礼子。
在日韓国人三世の高校生が、恋に友情に悩みながらもアイデンティティに目覚めていく姿を活写した青春ドラマ。「贅沢な骨」の行定勲が監督、主演は「溺れる魚」の窪塚洋介。第75回キネマ旬報日本映画ベスト・テン第1位ほか映画各賞を総なめ。
「臨場 劇場版」の内野聖陽、「阪急電車 片道15分の奇跡」の中谷美紀が主演した人情時代劇。京の豆腐職人・永吉と、江戸深川育ちのおふみ。この夫婦と、子供たち二代に渡る愛情と葛藤の歳月を描く。監督は「ekiden〔駅伝〕」の浜本正機。