映画泥棒(46歳~50歳・男)

どっちが良いも悪いもない。完璧な解決方法はなくて、あとは何を優先させるのかの問題。
お金で叶うことは勿論たくさんあるけど、それだけがすべてじゃないって事をこの作品は教えてくれる。
真剣に自分の進むべき道を歩もうとする主人公に同僚が放った、「所詮仕事よ」の一言が強烈。うーんそれもまた真実か!?

トッパ
(51歳~55歳・男)
エネルギー問題を描いた社会派映画という見方もできますが、むしろ一人の青年の成長譚として味わうべき秀作。真実に出会った時の身の処し方、組織の論理に抗うことの大変さ、誠意を貫くことの難しさなど、次から次にいろいろなことを考えさせられました。これから社会に出る若者は特に観ておくべき。
はなはな
(26歳~30歳・女)
シェールガスという、今注目を集めるエネルギー源であり、その環境への影響も取りざたされる社会的問題を、ドキュメンタリーという形ではなくエンタテインメントにして提示できるところに、アメリカの懐の深さ、多様性を感じる。 それにしても、主人公と少女のレモネードのお釣りをめぐるシーンが印象深い。釣りはいらないとキメたつもりが、逆にキメられる。少女の純真さの不意打ちが、その後の物語の分岐点になるのだ。
ヒジ
アメリカのシェールガス採掘が日本の原発問題に類似しているのに改めてびっくり。貧しい、寂れていく地方に、大企業がお金で開発する。住民へは甘い言葉で期待させる。その中で企業の罠を見つけて開発を断念する企業人をM.デイモンが好演している。日本ではこのような作品は企業の力で造れないだろう(?)
ゆびくん
(男性)
環境問題を扱った社会派ドラマであるが、どちらが良くてどちらが悪いか明確が答えは出さない。目先のことだけで判断せず、自分達自身がよく考えることが大事だと言ってるのかもしれない。ニュートラルな立場の雑貨屋のオヤジが良い感じだった。この映画のタイトルで真っ先に思いつくのはブルース・スプリングスティーンの曲であるが、自称環境保護団体の青年がスプリンスティーンの曲を歌いだした時はもしやと思ったが、さすがにそんなことは無かった。