kate(56歳~60歳・女)

主人公・ライムントは本を手掛かりに、ある本の原作者の生き様を明かしていきますが、追いかけていくうちに自分自身人生に思いをはせるようになります。そして、偶然訪れた眼科医のマリアナとの出会いを機に、残された自分の「人生の選び方」と向き合っていきます。過ぎ去った人生、選ばなかった人生に思いを馳せる、そんな映画です。大人のあなたにオススメしたい1本。

のりすけ
(46歳~50歳・女)
読み応えある大作小説が、111分の美しい映画となって、新たな表情を見せてくれた。急勾配の石畳みの坂道と澄んだ空の色が美しいリスボンの街並み、個性的な俳優たちの味のある演技、過去と現在を行き来するスリリングな展開によって、極上の魅力に満ちあふれた作品となっている。原作とは異なるラストに心が踊る。単調にも思える毎日も、偶然と衝動によって新たな扉が開くかもしれないという希望を感じさせられた。
LeBron
(21歳~25歳・女)
ロマンスグレーなジェレミー・アイアンズが美しすぎ。でも、リスボンの美しい街並を彷徨うジェレミー・アイアンズに負けず劣らず、過去と現在の行き来する物語も美麗なり。
まつきょうこ
主人公は5年前に離婚した平凡で孤独。まじめに生きてれば皆そうでしょう。大した分岐点も見つからず、いつのも間にか人生も後半にさしかってます。ラストシーンで主人公がその分岐点にたつところが、大げさに演出されてるわけでなく、シンプルで余韻が残って良かったです。