時計修理工のマー(イーダン・ルイ)は、アンティーク時計の修理に天才的な能力を持っている。しかし、自身が修理した時計を偽造販売したことが、老舗時計店の二代目店主で盗難時計売買の裏の顔を持つロイ(ギョン・トウ)にばれてしまい、ある高級時計の窃取を強要される。それは、画家ピカソが愛用した三つの時計で、彼の死から50年後に発見され、現在は東京・銀座の時計店に保管されている。マーは、リーダーのタイツァー(ルイス・チョン)、爆薬の専門家マリオ(マイケル・ニン)、鍵師のヤウ(アンソン・ロー)とチームを組み、オークションが開催される東京へと飛ぶ。下調べをして銀座の時計店に侵入すると、ピカソの時計が保管された金庫の中に、偶然にも月に到達した唯一の時計・ムーンウォッチを発見する。予想外の出来事にマーたちの運命は狂い始め、裏でやくざと関係を持つ日本の大富豪・加藤(田邊和也)をも巻き込む展開に。敵味方が交錯するなか、4人の男たちは大逆転を狙い、命がけのゲームに身を投じていく。