METライブビューイング2024-25　ジャニーン・テソーリ「グラウンデッド　翼を折られたパイロット」

ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場（MET）のオペラを、幕間のインタビューなどを交えて上映するシリーズ2024－2025シーズンの1本で、MET初演作品。現代のアメリカを舞台に、妊娠により戦闘機パイロットの職を追われた女性の苦悩をオペラ化。作曲は、トニー賞受賞作曲家ジャニーン・テソーリ。出演は、「METライブビューイング2021－22　マスネ『シンデレラ』」のエミリー・ダンジェロ。

現代のアメリカ。F-16の女性パイロット、ジェス（エミリー・ダンジェロ）は、牧場経営者のエリック（ベン・ブリス）と恋に落ちる。予定外の妊娠をしたジェスは、戦闘機パイロットからドローン操縦士への転身を提案される。配属先はラスベガス近郊の基地で、同行したエリックはカジノのディーラーに転職する。家族と過ごす時間を確保されたにもかかわらず、ジェスは次第に精神を病み、幻覚を見るようになる。ある日、標的を追っていたジェスは衝撃的な出来事に襲われ……。