2024年・第77回カンヌ国際映画祭にて、審査員賞・女優賞・サウンドトラック賞に輝いたクライム・ミュージカル。弁護士リタは、麻薬カルテルのボス、マニタスから女性としての新たな人生を用意してほしいという極秘の依頼を受けて計画は成功。だが数年後、新たな道を歩むリタの前にエミリア・ペレス、かつてのマニタスが現れる。監督は「ディーパンの闘い」で2015年第68回カンヌ国際映画祭パルムドールを、「ゴールデン・リバー」で2018年第75回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞したジャック・オディアール。マニタス/エミリア・ペレスをトランスジェンダー俳優であるカルラ・ソフィア・ガスコンが、弁護士のリタを「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのゾーイ・サルダナが、マニタスの妻を歌手・俳優のセレーナ・ゴメスが、エミリアの恋人を「人生はコメディじゃない」のアドリアーナ・パスが演じる。カンヌ国際映画祭ではその4人が女優賞を受賞。特にエミリア・ペレス/マニタス役を演じたカルラ・ソフィア・ガスコンは、カンヌ国際映画祭において初めてトランスジェンダー俳優として女優賞を受賞した。2025年第82回ゴールデングローブ賞にても、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、助演女優賞(ゾーイ・サルダナ)、非英語映画賞、主題歌賞の四冠達成。