1920年、ニューヨークは暗黒街。マフィアの大親分アンジェロ(ロバート・ミドルトン)は今、覆面プロレスラーのチャーリー(バッド・スペンサー)に、八百長試合を命じた。だが、割に合わない試合に、チャーリーは相手をのしてしまう。怒ったアンジェロは、部下のコブラ(ビル・バンダース)にチャーリーの覆面をはげ、と命じた。だが、チャーリーを助けたのはソニー(ジュリアーノ・ジェンマ)。彼はかねてから、マフィアに憧れていたが、コブラの子分達をやっつけ、アンジェロに認められる。もちろんチャーリーもいっしょだ。2人はナイトクラブの用心棒や、イタリー人地区での集金の仕事を始めた。だが、イタリー人は貧乏。2人は彼等に食料品を与えたり、逆にサービス。集金をしないと親分に怒られるので、銀行強盗をするが、又この銀行はスッカラピン。結局、2人は敵対するギャングの縄張りを荒すのだった。さあ大変だ。アンジェロはチャーリーに上院議員を、ソニーに敵の子分達を殺すように命じた。だが、2人が殺しにいくと彼らはすでに死んでいる。アンジェロはてっきり2人の手柄とほめるが、コブラが密告者よりの情報をアンジェロにつげ口する。ソニーとチャーリーは身の危険を感じるが、間もなく現われた警官につかまってしまった。だが2人は無実、上院議員は事故死、子分達は死んではいなかったのだ。すべて、大親分と警察のギャング検挙のための陰謀。釈放された2人をおそうアンジェロ一味は、警察につかまり、こうしたことに嫌気がさしたチャーリーはプロレスラーに、ソニーは兵隊に行こうかと思うのだった。