エリート社員南条文彦の妻、沙織は夫の浮気に嫌気がさして家を飛び出した。外国人墓地をフラついていると、昔のレズビアン仲間の秀蘭に出会った。沙織の悩みを聞いた秀蘭は、もっと積極的に男を求めるべきよと言う。実は、秀蘭は沙織を自分が主催する秘密クラブの女に調教しようという肚だった。ある家に連れて行かれた沙織は、媚薬の入ったワインを飲まされ、黒人の大男に抱かれた。媚薬の効果も手伝い、今迄経験したことのないテクニックについに神失してしまう。そして、数日間その家に軟禁状態になった沙織は、女としての歓びを覚えていく。久しぶりに家に帰った沙織は、正装して再び外出した。その顔には自信が溢れ出ている。秀蘭が“快楽の館”へ招待してくれたのだ。あらゆる国のあらゆる階層の人間がセックスのために集まり、無差別に乱行する館だ。快楽の館へ入った沙織は、他の女たちとも共に仮面をつけ、同じように仮面をつけた男の指名を待った。ある男が沙織を指名した。仮面をつけたままの二人の肉の饗宴が始まった。果てることなくケモノのようにからみ合う二人。実はその男は文彦であった。二人とも気付くはずもなく新鮮な肉体をむさぼりあっていく……。