高校二年生の涼子は、盲腸手術後の隣家の子供・周平と共に歩いている途中、巨大ガスタンクの大爆発にあい、戦国時代にタイムスリップしてしまった。襲ってきた野武士から彼女の命を助けたのは、少年の宿丸。涼子は宿丸の村に連れていかれ、彼の妹すずに会う。そして、そこで周平のシャツをみつける。帰る所を失った涼子は連日、宿丸と共に周平をさがすがみつからず、宿丸は涼子を嫁にしようと心に決めていた。ある日、野武士の赤馬たちが村を襲った。自分と同じ鈴を持っているすずを見て、涼子はすずが自分ではないかと思っている前で赤馬の放った火に包まれた家屋の中から、すずの姿が消えた。すずが火の恐怖からタイムスリップしたのだ。そして現代に行き、ひろわれて涼子として育てられる。すると、宿丸は涼子の兄となるのか! 赤馬に襲われた宿丸を助けようとする涼子。その瞬間二人はタイムスリップして現代へ。涼子の部屋のベッドで宿丸の傷ついた身体をふいてやる涼子は、宿丸の盲腸の手術跡に気づく。宿丸は周平だったのだ。ガス爆発でタイムスリップした時、涼子は周平の手をはなしてしまった。そして周平は涼子がタイムスリップした時より数年前に着き、宿丸として育てられていたのだ。時計をみるとガス爆発の時間は迫っていた。涼子と宿丸は、ガス爆発と共に再びタイムスリップし、やがて二人は、戦国時代で夫婦としてむすばれるのだった。