男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

別れぬ理由

  • わかれぬりゆう
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    60.4点(51人)

  • 観たひと

    69

  • 観たいひと

    10

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1987
公開年月日 1987/11/14
上映時間 107分
製作会社 東映
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督降旗康男 
脚本那須真知子 
原作渡辺淳一 
企画三堀篤 
瀬戸恒雄 
撮影木村大作 
美術今保太郎 
音楽羽田健太郎 
主題歌小柳ルミ子:(「シルクな心」)
録音上田武志 
照明篠崎豊治 
編集加藤光男 
助監督長谷川計二 
スチール祖田富美夫 

キャスト

出演三田佳子 速水房子
津川雅彦 遠水修平
湊広子 速水弘美
古尾谷雅人 松永
南條玲子 岡部葉子
今陽子 永見由美
平尾昌晃 広瀬
真夏竜吾 岡崎
津山栄一 佐藤
中尾慎二 青年
風間みつき 小泉志津子
丹古母鬼馬二 沢田
伊織祐未 看護婦A
斉藤朋子 看護婦B
矢生有里 看護婦C
タンゴ・アルゼンチーノ タンゴ
国宗篤 子連れの若夫婦
中西典子 子連れの若夫婦
関水浩之 子連れの若夫婦
村添豊徳 フロント係
山浦栄 中年会員

解説

医者の夫と雑誌記者の妻。お互いに愛人のいることがわかり、揺れ動く男と女の心理を描く。『週刊新潮』に連載されていた渡辺淳一原作の同名小説の映画化で、脚本は「新宿純愛物語」の那須真知子が執筆。監督は「夜叉」の降旗康男、撮影は「夜汽車」の木村大作がそれぞれ担当。

あらすじ

大手の病院で外科医長を務める速水修平は42歳。妻・房子は雑誌記者として働いており、38歳という年齢ながら美しさはますます円熟味を増していた。二人の間には17歳の娘・弘美がいる。修平は月に何度か人妻・岡部葉子との浮気を楽しんでいたが、弘美はふだん寮住まいで週末家に帰る程度、房子も仕事柄夜は遅く、いちおう円満な家庭生活を送っていた。ある夜、修平が帰宅すると電話が鳴り、受話器を取ると唐突に「もう帰ったんですか?」という男の声がした。不信な電話に房子を疑い始める修平。房子は年下のカメラマン・松永と取材を重ねるうちお互いに惹かれ、プライベートにも会うようになったのである。しかし、それは夫の浮気に対する腹いせなどというものではなく、ごく自然な感情だった。修平は試すつもりである晩、房子をディナーショウに誘った後、ラブホテルに連れ込んだ。二人は抱き合ったが、激しく乱れる房子に修平は驚きを感じた。お互いに相手の浮気に対して敏感になっていた頃、修平は葉子と札幌に出かけた。学会の後、旅を楽しむつもりだったのだ。房子のことも気になったので家に電話を入れたが、弘美が出て、急な取材で長崎へ発ったとのことだった。その頃、房子は松永と一緒に長崎にいた。彼女も夫のことが気になり、宿泊予定のホテルに電話をするがいない。札幌中のホテルに電話をし、翌朝房子はようやく修平の居場所をつきとめた。夕食を羽田で家族三人でとろうという房子の提案を修平は「遅くなるから」と断った。が、修平と葉子が羽田に着くと時間をずらしたにもかかわらず房子と弘美が待っていた。葉子は黙って立ち去り、弘美も気まずい両親の雰囲気に帰って行った。帰宅した修平と房子は初めてお互いの不満を爆発させた。翌朝、修平は房子と口も聞かずに出かけた。一人になると房子は夫のことが心配になったが、その夜、修平は同僚に連れられ泥酔状態で帰ってきた。羽田の件以来、修平と葉子の関係も薄れてきて、房子もまた松永と会うことを避けていた。が、しばらくして葉子から修平へ電話がきた。友人の診察依頼だったが、修平はホテルで会う約束をさせた。松永も房子を音楽会に誘った。その帰りに房子は松永に別れ話を持ち出すが聞き入れてもらえない。房子自身、家庭を守るべきか迷っており、松永の「つらい」という言葉に気持ちはぐらついた。ケーキを買って帰宅する修平。お互いの浮気に気づきながら言い争うことのなくなった二人。家族三人で、表面上円満な家庭生活を続けている。修平も房子もいまの生活を壊してまで、浮気の相手と一緒になるほどの情熱は持っていなかった。

関連するキネマ旬報の記事

1987年12月下旬号

日本映画紹介:別れぬ理由

1987年12月上旬号

日本映画批評:別れぬ理由

1987年11月下旬号

グラビア:別れぬ理由

別れぬ理由:評論

別れぬ理由:評論

1987年10月下旬号

撮影現場訪問:別れぬ理由