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大坂城物語

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  • 平均評点

    63.4点(21人)

  • 観たひと

    41

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル 歴史劇
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/1/3
上映時間 95分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 疑似ステレオ
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督稲垣浩 
特技監督円谷英二 
脚色稲垣浩 
木村武 
原作村上元三 
製作田中友幸 
撮影山田一夫 
美術植田寛 
音楽伊福部昭 
録音西川善男 
宮崎正信 
照明小島正七 
編集岩下廣一 
製作担当者川上勝太郎 
助監督高瀬昌弘 
スチル吉崎松雄 
光学撮影荒木秀三郎 
特技撮影有川貞昌 
特技照明岸田九一郎 
特技美術渡辺明 
合成撮影向山宏 
殺陣久世龍 

キャスト

出演三船敏郎 茂兵衛
平田昭彦 薄田隼人正
岩井半四郎 豊臣秀頼
志村喬 片桐且元
河津清三郎 大野治長
藤木悠 塙団右衛門
田崎潤 筒井是界坊
市川団子 霧隠才蔵
香川良介 伊丹屋道幾
山田五十鈴 淀君
星由里子 千姫
久我美子 小笛
香川京子 阿伊
東郷晴子 小野のお通
中北千枝子 八重の局
黒岩小枝子 信夫
中丸忠雄 氏家兵庫
向井淳一郎 雲居
夏木陽介 木村長門守
丹波哲郎 石川貞政
堺左千夫 遠水甲斐
池田生二 南条中書
手塚勝巳 大野主馬
土屋詩朗 堀田図書
藤田進 榊原勝康
天本英世 通訳
小杉義男 森本儀太夫
上田吉二郎 道具屋主人善兵衛
谷晃 米屋の主人
大友伸 伊丹屋の番頭

解説

村上元三の原作を、稲垣浩・木村武(1)が共同で脚色、「ふんどし医者」の稲垣浩が監督した、徳川・豊臣の戦乱を描くスペクタクル。撮影も「ふんどし医者」の山田一夫。パースペクタ立体音響.

あらすじ

大坂城は今日も落陽に美しく映えていた。しかし、城と運命をともにする当主秀頼や淀君らは、もはや昔の夢を追うことはできなかった。徳川秀忠は豊臣家への圧力を強化してきたのだ。京都方広寺の大仏開眼供養の儀式は、両家を相争うべき宿命の谷に追いこんだ。--関ケ原の戦いで一家を失った無法者、鬼の茂兵衛が大坂にやってきた。彼は動乱まで利用しようとする大坂商人の根性に腹が立った。茂兵衛は乳兄弟の隼人と連れの女阿伊を逃がすために山伏に捕えられ、橋に宙吊りにきれた。霧隠才蔵と名のる忍者が彼を救った。才蔵が茂兵衛の綱を切り落すと、小舟に乗った阿伊が救い上げた。小舟が行きついた先は、秀吉に大恩を受けた豪商、伊丹屋道幾の密室だった。やがて茂兵衛は、阿伊の案内で加藤肥後守清正の娘、小笛と会った。小笛は、千姫を奪うことを茂兵衛に命じた。千姫を奪うこと以外に両家の争いをさける方法はない。しかし、茂兵衛は失敗した。城中では、淀君が徳川と一戦を交えることを決意した。折から堺に入港したポルトガル船の積んでいる鉄砲を徳川方に渡してはならなかった。才蔵と茂兵衛は人足に変装して道幾とともにポルトガル船に鉄砲を買いとるべき金を運んでいた。が、道幾は鉄砲を値のいい徳川方にまた売りしようとしていた。船を脱出した茂兵衛は、道幾の屋敷で、短刀で道幾を倒した小笛を救い出した。小笛は道幾の野心を見抜いていたのだ。豊臣・徳川の戦いは始まった。鉄砲を取り返した才蔵に小笛を託すと、茂兵衛はその鉄砲を荷馬車六台に積んで大坂城へ向った。戦いは時すでに豊臣方に不利であった。茂兵衛の運んだ鉄砲は一時の時をかせいだ。才蔵に守られた小笛は、両家の和を願った。元和元年正月、和議は成立した。茂兵衛は功により二百石の直参に召抱えの墨附を受けた。しかし、お互いに生きていたら橋の上で会おうと約束した阿伊の姿を見つけると、その墨附を破いて捨てた。茂兵衛は「田舎へ行こう」と言った。阿伊もうなずいた。茂兵衛にとっても阿伊にとっても、大坂城だけが夢であり希望であったのだ。

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