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伊豆の踊子(1963)

  • いずのおどりこ
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  • 平均評点

    67.0点(138人)

  • 観たひと

    210

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    30

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/6/2
上映時間 87分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督西河克己 
脚色三木克巳 
西河克己 
原作川端康成 
企画坂上静翁 
撮影横山実 
美術佐谷晃能 
音楽池田正義 
録音沼倉範夫 
照明河野愛三 
編集鈴木晄 
製作主任野村耕祐 
助監督白鳥信一 
記録服部佳子 
スチール井本俊康 
色彩計測北泉成 

キャスト

出演高橋英樹 川崎
吉永小百合 
大坂志郎 栄吉
堀恭子 千代子
浪花千栄子 お芳
茂手木かすみ 百合子
十朱幸代 お清
南田洋子 お咲
深見泰三 鶴の屋
郷えい治 人夫頭
小峰千代子 茶屋のばあさん
井上昭文 紙屋
安田千永子 お時
桂小金治 鳥屋
土方弘 お咲の男
澄川透 人夫1
岩手征四郎 人夫2
田畑善彦 人夫3
伊豆見雄 人夫4
近江大介 人夫5
江沢一 村の子供達1
山口美津男 村の子供達2
森重孝 村の子供達3
青柳真美 村の子供達4
松岡高史 湯ケ野の子供達A
奥園誠 湯ケ野の子供達B
大野茂樹 湯ケ野の子供達C
高橋玲子 湯ケ野の子供達D
飯島美知秀 湯ケ野の子供達E
豊澄清子 湯ケ野の子供達F
福田トヨ 料理屋の女中
三船好重 温泉宿の女中イ
大倉節美 温泉宿の女中ロ
渡辺節子 温泉宿の女中ハ
宇野重吉 現代の川崎

解説

川端康成原作四度目の映画化で、「若い人(1962)」の三木克巳と西河克己が共同で脚色、「雨の中に消えて」の西河克己が監督した文芸もの。撮影はコンビの横山実。

あらすじ

若葉が美しい伊豆の街、修善寺を発った一高生の川崎は旅芸人の一行と連れになった。一座は大島の人で四十女を中心に男一人と若い女の五人づれ、川崎に可憐な笑顔を向ける踊子は一ばん年下のようである。下田まで同行する約束をして湯ケ野に着いた夜、川崎はお座敷へ呼ばれている踊子達のざわめきを聞くと胸が騒いだ。しかし翌日彼は、病気で寝ている酌婦のお清を慰めたり子供達とかくれんぼをして遊ぶ踊子が、まだ汚れを知らぬ子供と知った。踊子はその一日を川崎と遊び夜は仕事のあと彼に本を読んで貰った。翌朝、出発をのばすという一座と行を共にした川崎は、男の語る淋しい身上話を聞いた。一行は自分の妻とその母、年下の踊子はカオルといい十四で自分の妹、こんなことをさせたくないが事情あってのことという。一行と川崎は急速に親しくなり、踊子は強引に川崎が大島に来るという約束までさせてしまった。踊子が川崎を強く慕い始めたことに母親は気付いていたが、叱るでもなかった。翌朝下田へ向う道、山の中で川崎と踊子は初めて二人きりになったがドギマギしている間に時はすぎた。下田へ着き、川崎は最後の思い出にと踊子を映画に誘ったが、母親は許さなかった。これが二人の心の傷を深めるだけで所詮どうしようもない恋であると判っていたからだ。翌朝早く、川崎は下田の港に出かけた。送りに来た踊子は何を話しかけても黙ってうなずくだけだった。川崎の出船を見送る踊子は、船が遠く離れると懸命にハンカチを振った。彼の眼は踊子をみつめたまま急にうるんだ。

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