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斬る(1968)

  • きる
  • Kill!
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  • 平均評点

    78.6点(128人)

  • 観たひと

    200

  • 観たいひと

    22

  • レビューの数

    24

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/6/22
上映時間 114分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督岡本喜八 
脚本岡本喜八 
村尾昭 
原案山本周五郎 
製作田中友幸 
撮影西垣六郎 
美術阿久根巖 
音楽佐藤勝 
録音渡会伸 
照明隠田紀一 
編集黒岩義民 
スチル吉崎松雄 

キャスト

出演仲代達矢 源太-兵頭弥源太
高橋悦史 田畑半次郎-半次
中村敦夫 笈川哲太郎
久保明 竹井紋之助
久野征四郎 正高大次郎
中丸忠雄 庄田孫兵衛
橋本功 藤井功之助
浜田晃 西村伝蔵
地井武男 吉田弥平次
土屋嘉男 松尾新六
星由里子 千乃
岸田森 荒尾十郎太
今福正雄 道信和尚
香川良介 溝口佐仲
神山繁 鮎沢多宮
東野英治郎 森内兵庫
黒部進 鮎沢金三郎
天本英世 島田源太夫
田村奈巳 よう
鈴木えみ子 トミ
小川安三 喜助
久世龍 大森帯刀
鈴木治夫 番所の番頭
関田裕 鮎沢の家臣
伊吹新 重傷の狼人A
長谷川弘 重傷の浪人B
中山豊 狼人A
当銀長太郎 浪人B
大前亘 門番

解説

山本周五郎の『砦山の十七日』を原案に、「日本のいちばん長い日」の岡本喜八と「兄弟仁義 関東兄貴分」の村尾昭が共同でシナリオを執筆し、岡本喜八が監督した時代劇。仲代達矢と高橋悦史のふたりが、悪道・非道を斬りまくる。撮影は「春らんまん」の西垣六郎。

あらすじ

天保四年。空っ風が砂塵を巻き上げる上州は小此木領下に二人の男がふらりと現われた。ひとりはやくざの源太。実は二年前に、役目の上から親友を斬り、武士を棄てた男、兵頭弥源太である。もうひとりは、田畑半次郎。実は百姓に厭気がさし、田畑を売って武士になろうとしている男である。二人が姿を現わしてから間もなく、野々宮の宿場で城代家老溝口佐仲が青年武士七名に斬られた。小此木藩は溝口の圧制下住民たちの不満が絶えず、つい最近、やくざまで加った一撲を鎮圧したばかりだった。しかし、血気盛んな青年武士たちにとって、腐敗政治は許せるものではなかったのだ。そして、さしもの権勢を誇った溝口も、ついに倒されたのだった。しかし、ひそかに機会を狙っていた次席家老鮎沢は、私闘と見せかけて七人を斬り、藩政をわが物にしようと討手をさしむけたのだ。青年たちはやむなく国境の砦山にこもり、期待と不安を抱いて江戸にいる藩主の裁決を待った。鮎沢はそれに対し、腕の立つ狼人を募り、砦山に向かわせたのだ。半次郎は、武士にとり立てるという鮎沢の誘いに応じた。しかし、源太は藩政改革を志す青年たちの味方になり、二人は敵味方に分れて戦うことになった。一方、砦山に篭った青年たちも、その一人笈川の許嫁千乃が来たことから、美貌の彼女を間に対立する雰囲気が生まれてきた。また討手の狼人たちも、鮎沢に見殺しにされる状態になったため、藩士と戦いを交える有様だった。この戦いで、狼人たちの組長十郎太が死んだ。こうした情勢から、半次郎もようやく鮎沢の狡猾な政略を見抜いて怒った。それは鮎沢の命令を受けている藩士たちも同じ気持で、彼らはついに青年たちを討つことは出来なかった。その頃、源太は鮎沢を斬っていた。藩政改革の騒動は終った。源太、そして武士になる志を捨て“土の匂いのする”トミを連れ、それぞれこの地を去っていった。

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