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不知火検校

  • しらぬいけんぎょう
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  • 平均評点

    73.5点(73人)

  • 観たひと

    127

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    25

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/9/1
上映時間 91分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督森一生 
脚色犬塚稔 
原作宇野信夫 
企画奥田久司 
製作武田一義 
撮影相坂操一 
美術太田誠一 
音楽斎藤一郎 
録音大谷巖 
照明中岡源権 

キャスト

出演勝新太郎 杉の市
中村玉緒 浪江
近藤美恵子 おはん
鶴見丈二 房五郎
丹羽又三郎 岩井藤十郎
倉田マユミ おしん
安部徹 鳥羽屋丹治
須賀不二男 生首の倉吉
浜世津子 おすみ
丸山修 七兵衛
荒木忍 不知火検校
若杉曜子 おらん
嵐三右衛門 平野屋藤兵衛
丸凡太 留吉
山本弘子 おきみ
伊沢一郎 鳥羽屋玉太郎
光岡龍三郎 勘次
寺島雄作 参平
寺島貢 水野玄蕃
水原浩一 門前町の由松
東良之助 仙兵衛
市川謹也 為五郎
高倉一郎 長次郎
原聖四郎 石坂喜内
伊達三郎 土岐又五郎
佐藤幸平 留吉の少年時代
武智雅文 七之助
玉置一恵 名主
藤川準 山田節蔵
浜田雄史 弥の市
沖時男 住の市
井上昭子 おくみ
芝田総二 長屋の男

解説

宇野信夫の同名戯曲を、「怪談累が淵(1960)」の犬塚稔が脚色し、「続次郎長富士」の森一生が監督したもので、極悪人を主人公にした時代劇。「風雲将棋谷(1960)」の相坂操一が撮影した。

あらすじ

不知火検校に弟子入りしている按摩の杉の市は、子供の時から悪事に関しては異常な才能を持っていた。ある日鈴カ森で癪に悩む旅人に出会った杉の市は、彼が大金を持っていると知ると巧みに殺害した。偶然これを目撃していた生首の倉吉に脅迫されると、儲けは山分けとばかり即座に大金を与えた。その気っぷに惚れ込んだ倉吉は、江戸での再会を約しその時の証拠として自分の掛守を渡した。杉の市はその掛守を死人の手に握らせて立ち去るという狡猾さだった。江戸に帰った杉の市が、ある晩治療に行った先の材木屋へ殺人強盗が入った。それが生首の倉吉とその親分にあたる丹治、弟の玉太郎達であったのを幸いに、儲けの分け前を要求するとともに材木屋とその妾のおすみの妹を親切ごかしに我が家に引取り、彼女を無理矢理に犯してしまった。おきみはその晩自殺した。ある時旗本の岩井藤十郎の奥方浪江が夫に内密で五十両の金の必要に迫られ、不知火検校に金策を頼みこんできた。検校に断りの使いを命じられ、杉の市は、自分が代って立替えると言い、毎日五両ずつ貸すから十日間通えと言うのだった。その度に杉の市は浪江を抱いた。しかし、これは夫の藤十郎にばれ、彼女は自害した。これを知った杉の市は自殺を装って藤十郎の目をごまかし、しかも証文を倉吉に渡して借金の取り立てを忘れなかった。悪事の数々を重ねた杉の市は丹治と玉太郎を使い、師匠を殺害、みずから二代目不知火検校を襲名した。そして五年、二代目不知火検校として羽振りをきかせ、豊国の一枚絵になったおはんを金の力で妻にしていた。そのおはんに房五郎という情夫があることを勘づいた検校は二人を殺した。その頃、倉吉が奉行に捕われた。倉吉は検校との悪事のかずかずを自白した。検校の屋敷に町方が向かった。そして岩井藤十郎も--一方検校は数日後には獄門台に上る身とは露ほども思わず将軍家姫君の治療を仰せつかってその幸運に酔っていた。

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