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母笛子笛

  • ははぶえこぶえ
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  • 平均評点

    67.5点(2人)

  • 観たひと

    2

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1955
公開年月日 1955/8/3
上映時間 93分
製作会社 大映東京
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

出演三益愛子 石畑たき
中村伸郎 石畑清造
八潮悠子 吉成妙子
兵頭ますみ 吉成妙子(少女時代)
小原利之 吉成啓介
三津田健 吉成宗一郎
村瀬幸子 吉成静江
船越英二 高村進一
藤田佳子 幸田マリ子
岡村文子 金子せん
白鳥みづえ 信子
吉井莞象 神山
飯田弘子 お春
高野英子 お種
広川雅英 書生
宮島健一 小児科病院長
花布辰男 佐木博士
竹内紀夫 医師甲
川島祥二 医師乙
見明凡太朗 松本博士
目黒幸子 女医A
宮代恵子 女医B
品川隆二 近藤
竹里光子 子供連れの女
飛田喜佐夫 信子の兄
花村泰子 看護婦
新宮信子 長屋のお内儀A
響令子 長屋のお内儀B

解説

安藤日出男と村野鉄太郎の原案を「あばれ纒千両肌」の舟橋和郎が脚色、「娘の縁談」の脚本を書いた斎村和彦が第一回作品として監督する。撮影は「浪曲天狗道場」の宗川信夫、音楽は「しいのみ学園」の斎藤一郎の担当である。出演者は「五十円横町」の三益愛子、船越英二、「東京暴力団」の八潮悠子、「娘の縁談」の中村伸郎のほか、兵頭ますみ、三津田健、村瀬幸子、白鳥みづえなど。

あらすじ

若い夫の吉成啓介を失ったたきは、一人娘の妙子と二人だけでその日その日を暮していたが、啓介の父母の宗一郎や静江はたきを嫁として認めようとしなかった。余りの仕打ちに、たきは妙子を連れて悄然と吉成家を去ったが、たきの兄の清造は根からの無頼漢で、妙子を奪って吉成家へ送り返してしまった。ある日、一人とり残されたたきの許に、幼い妙子が唯一人で帰って来たので、たきは喜びにむせんだが、やがて妙子が病気になると、又もや吉成家へ引取られる運命だった。それから何年かたち、水郷で鳩笛を売っている四十を過ぎたたきは、修学旅行の女学生の一人のボストンバッグに吉成妙子という名札を見てハッとした。妙子は無理に鳩笛をくれた小母さんに何となく懐しさを感じるのだった。それから又数年、女医になった妙子は、心臓外科を専攻し、青年医師高村と共に研究に余念がなかった。折も折、水郷地方に発生した集団伝染病に妙子は巡回医療班として赴き、渡し守になっているたきに再会した。だが年老いたたきは、ある時心臓弁膜症で倒れた。やがて小康を得たたきは、妙子の勧めで病院に炊事婦として勤めることになった。妙子の研究は完成し愈々実験段階に入った。そしてその危険な心臓手術を志願したのはたきだった。自分の母とは知らずメスを当てる妙子、その実験は見事成功した。今やたきを実の母と知って喜びにむせぶ妙子、そして高村との婚約も成立した。幸福な娘を抱くたきの喜びは大きかった。

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1955年8月上旬号

日本映画紹介:母笛子笛