レイは、小劇団の女優。昼間は仲間と芝居の稽古に精を出し、夜は渋谷にあるSMクラブの女王様として働いていた。ある晩、レイはクラブの入ったビルのエレベーターで、時々顔を合わせるホテトル嬢のアユミと親しくなる。アユミは、医大を目指して浪人中の健司と同棲中のチャッカリ娘。すっかり意気投合した2人は、夜の街へ繰り出す。飲んで踊って騒いだ後、いつか夜明けの海を一緒に見に行くことを約束して別れる。いよいよレイの劇団の公演日。アユミやレイの客・澤登らが見守る中、レイたちの芝居は成功し、拍手喝采を浴びる。1つのことをやり遂げた満足感に感動するレイ。そんな彼女の姿を見て感激するアユミ。2人は、ナンパで調達した男の車で、夜明けの海岸へと繰り出して行った。