かつて遥照(=勝仁)との甘くせつない恋に破れた闇の世界の住人・由厨葉は、クリスマス・パーティにわく柾木家の様子を覗いていて、あるいたずらを思いついた。それは、天地と自分の髪の毛を使って作った少女・麻由華を柾木家に送り込み、勝仁の孫である天地をさらってくるというものである。夏、天地は彼をパパと呼ぶ少女・麻由華と出会い、彼女を家に入れた。麻由華はその無邪気さから、すぐに砂沙美たちと仲良くなったが、天地に馴れ馴れしく接する麻由華に、魎呼と阿重霞は気を許さない。特に魎呼の嫉妬はすさまじく、麻由華は家を追い出されてしまった。ところが、由厨葉に操られている麻由華は、天地を闇の世界へさらおうと動き出す。勝仁たちのおかげで天地はなんとか難を逃れるが、その代わりに砂沙美が人質に取られてしまった。魎呼とともに闇の世界に潜入した天地は、闇の住人と化してしまった麻由華と彼女を操る由厨葉との戦いを展開する。しかし、砂沙美の呼びかけで由厨葉のコントロールから逃れた麻由華が、由厨葉によって石にされてしまった。これに怒りを爆発させた天地たちは、駆けつけた阿重霞のパワーを借りてようやく由厨葉を倒すと、無事に帰還する。そして、天地たちは鷲羽の技術で麻由華を甦らせた。