デンマーク、コペンハーゲン。やり手の麻薬密売人のフランク(キム・ボドゥニア)は、パートナーのトニー(マッツ・ミクルセン)と組んで仕事を続けていた。彼にはヴィク(ローラ・ドルスヴェイク)というストリッパー兼娼婦の愛人がいたが、南の国での生活を夢見る彼女と違い、フランクは麻薬の隠し場所として彼女のアパートを利用しているだけだった。そんなある日、ヘロインの取引中に警察に逮捕されてしまい、おかげで麻薬組織のボスのミロからの借金を返済できない羽目に陥った。手下から脅迫され、身の危険も感じるようになったフランクは必死の思いで金策に駆け回るが、もはや彼の運は尽きてしまっていた。かくして、フランクは破滅への道を一挙にたどるのであった。