アマンダ(サラ・ミシェル・ゲラー)は母から受け継いだレストランの女シェフ。しかし、いつまでも料理の腕は上がらず、店はつぶれかけていた。ある日、カニを買いに行った市場でデパートのエリートビジネスマン、トム(ション・パトリック・フラナリー)に出会う。「店のスペシャル料理はカニのナポレオン風」とでまかせを言ったアマンダだが、たまたまランチを食べ損ねたトムが恋人とともに店にやってきたことから、カニ料理を作ることになってしまう。出来上がった料理はトムの舌を魅了するが、魔法にでもかかったように恋人のほうはヒステリーを起こし、トムと別れて店を出て行く。恋人が割った皿を弁償するといったトムの言葉に、いそいそとアマンダはデパートへやってくる。トムとアマンダは一緒にダンスを踊る幻想を見る。恋の魔法にかかったアマンダは見違えるように料理の腕を上げ、レストランは大繁盛。ある夜、トムとアマンダは結ばれるが、バニラの霧がたちこめたり、身体が宙に浮いたりと、不思議なことが続いたせいでトムはアマンダを魔女ではないかと疑うようになる。二人は争うが、アマンダはその腕をデパートの責任者に認められ、高級レストランの開店パーティのシェフに抜擢される。アマンダの料理はお客を感動させ、過ちに気づいたトムはアマンダを抱きしめたのだった。