セントラルパーク。高級レストランの経営者ウィル(リチャード・ギア)は帽子デザインを勉強中のシャーロット(ウィノナ・ライダー)と知り合う。ウィルは彼女に帽子製作を依頼し、ふたりの交際が始まる。次々と女性を乗り換え、約48年独身貴族を謳歌したウィルは彼女に長く交際する自身がないと告白。一方彼女からは不治の病。神経芽腫に冒されていると打ち明けられる。長くて1年と宣告され、手術を受けないことにも同意しているという。恋に恋する彼女を尻目にハロウィンパーティーのどさくさに紛れて昔の彼女と寝るウィル。彼がかつて母親の友人を妊娠させたことがあるとシャーロットは祖母から聞かされる。一時は離れた二人だったが、クリスマスが近づくにつれ次第に距離を縮めていく。ウィルと時間を過ごすうちに生きる希望を見出したシャーロットは手術を受ける同意書に署名する。病魔は予想以上の早さで彼女を蝕み、クリスマスを目前にして倒れてしまう。病室でつかの間の対面をし、手術室に運ばれるシャーロットがその後戻ってくることはなかった。彼女が手渡すはずのプレゼントを見つけたウィルは、雪化粧したクリスマスツリーの前で涙に暮れる。春、実の「娘」と「孫」の3人でボートに乗るウィルの姿があった。