高校生活最後のある夏の日、シンガーソングライターを夢見るナツは、幼い頃からの憧れでありライバルでもある姉のトモの歌をラジオで聴き、弾き語りの旅に出ることを決意。ギターケース片手に、故郷の島から都会へと向かった。しかし、都会での路上ライヴは思ったよりうまくいかず、彼女は不思議な小屋の絵を描きながら放浪しているダイスケとシンペーの兄弟とあてのない旅へ出る。そんな中、ナツは茂やんという紙芝居師と巡業中のトモと再会。その後、ダイスケたちと別れトモと一緒に旅を続けることになるのだが、ふたりはナツの高校卒業を巡って大喧嘩。更に、トモの車が故障してしまって、結局実家へ戻ることを余儀なくされる。ところが、実家にはなんとダイスケたちが居候していたのだ。意外な展開に驚くナツ。そんな彼女を置いて、再びトモが旅に出た。姉においてきぼりを喰わされたナツは、船に向かって「いつかお姉ちゃんを追い越すぞ!」と叫ぶのであった。