ブルース・ノーラン(ジム・キャリー)は、ニューヨーク州バッファローのローカル・テレビ局に勤めるレポーター。アンカーマンの座を目指す彼だったが、それをライバルのエヴァン(スティーヴ・キャレル)に奪われ、ショックの余り放送禁止用語を口走ってクビになってしまう。さらにギャングから袋叩きにされ、同棲中の恋人グレース(ジェニファー・アニストン)にも不満をぶつける始末。どん底に突き落とされたブルースのポケベルに、翌朝不思議な呼び出しが。彼を待っていたのは、清掃服姿の神(モーガン・フリーマン)だった。神はブルースに自分の役割を譲り、ブルースは全能の力を身につける。彼はその力をフル活用してまずは職場復帰。そして特ダネを次々とモノにし、エヴァンを失脚させ、ついにアンカーマンの座を手に入れた。しかし、アンカーウーマンのスーザン(キャサリン・ベル)との仲を誤解して家を出て行ったグレースの心までは操れず、ブルースは神であることに疲れてくる。いよいよアンカーマン・デビューの日。だが、ブルースの勝手な力の乱用が原因で混乱に陥った大衆が暴動を起こし、放送は中止されてしまう。自分の行いを反省したブルースは、グレースに心から謝罪する。そして元のレポーターの仕事に戻って、他人を思いやる人間になるのだった。