授業中に精通を体験した大阪の小学校6年生のセイこと七尾聖市。京都に住む中学校2年生のナオコに一目惚れした彼は、年の差も遠距離もなんのその、やっとのことで漕ぎ着けた初デートで告白までするが、「年も違うし、実感がわかない」とあっさりフラれてしまったばかりか、離婚した両親の問題に悩んでいた彼女を慰めてやることも出来なかった。初めての失恋と自分の不甲斐なさに、深く傷つくセイ。そして、正月。剣道部の初稽古を見に来たナオコに子供扱いされ辛くあたってしまったセイは、度量の狭い自分を後悔し、大阪から京都へチャリを走らせる。そんなセイのことを「好きかもしれない」と言ってキスをくれたナオコ。セイは、父親と共に九州に引っ越すことを決めた彼女に、成長していつか会いに行くと約束するのであった。