ベラ・スワン(クリステン・スチュワート)は母親の再婚のため、アリゾナからワシントン州フォークスの小さな町に引っ越してきたが、天候のよいアリゾナと対照的に、雨が多く霧に包まれたフォークスになじめないでいた。ベラは転入した高校で、不思議な雰囲気を持つカレン家の人々と出会う。医者であるドクター・カレン(ピーター・ファシネリ)が養子として育てている5人兄弟、アリス(アシュリー・グリーン)、ジャスパー(ジャクソン・ラスボーン)、ロザリー(ニッキー・リード)、エメット(ケラン・ラッツ)、エドワード(ロバート・パティンソン)は一様に異彩を放つ美しさで、他人と交わろうとせず、自分たちだけの世界を守っているかのようだった。ベラはその中でも、完璧な美しさを持つエドワードに惹かれていく。ある日の生物の授業で、ベラはエドワードの隣の席に座ることができた。しかしエドワードが自分を避けていることに気づき、落ち込んでしまう。それからしばらくして、ベラが駐車場にいると、1台の自動車が突っ込んでくる。ベラが車と車に挟まれそうになったとき、エドワードが瞬時にベラの元に移動し、素手で車を止めて彼女を救う。ベラは呆然と、彼を見つめることしかできなかった。そしてベラは、エドワードの正体を突き止める。カレン家の人々はヴァンパイアの一族だった。しかし他のヴァンパイアと違い、人間の血ではなく動物の血で生き永らえ、太陽に当たっても死なず、人間の世界に溶け込んで暮らせる特別な一族だった。ベラは真実を知っても恐怖を感じることなく、さらにエドワードへの想いを募らせる。一方エドワードも、ベラの放つ特別な香りにヴァンパイア本来の欲求が沸き上がるのを抑えながら、彼女に惹かれていった。そんなある日、カレン家の敵である放浪ヴァンパイアの一族が、ベラを獲物として狙い始める。