元刑事のジュンホ(キム・ユンソク)が経営するデリヘルの女たちが相次いで行方をくらましていた。彼女たちに渡した高額な手付金を取り戻すため、怒り心頭のジュンホは捜索を開始。失踪した女の車の中にあった携帯電話の着信履歴に“4885”という数字を見つける。部下から、たった今、ミジン(ソ・ヨンヒ)を斡旋した客の番号も末尾が同じだったことを聞き、ジュンホは二人の後を追ってマンウォン町へと向かった。一方、住宅街に佇む大きな家に迎えられたミジンは、男によって手足を縛られ監禁されていた。行方不明の女たちがこの男に殺されたことを察したミジンは泣き叫び必死に命乞いをするが、金槌とノミで頭を打たれてしまう。ミジンに電話が繋がらずイラついていたジュンホは、車の接触事故をきっかけにヨンミン(ハ・ジョンウ)という怪しい男に遭遇、長い逃走劇の末、ついに彼を捕獲し警察に引き渡す。「女たちは俺が殺した。そして、最後の女はまだ生きている」と告白するヨンミンだったが、自供のみで何一つ物的証拠がない。そんな状況にイ刑事(チョン・インギ)たちは焦っていた。遺体を発見しない限り、12時間後にはヨンミンを釈放しなくてはならないのだ。ヨンミンは殺し方や死体の処理方法については詳細に語るが、それ以上については固く口を閉ざしていた。刑事たちが遺体の捜索に躍起になる中、ジュンホは一人でミジンを捜し回っていた。古巣の警察に協力し、DNA鑑定をするためミジンの家に向かったジュンホは、そこでミジンの幼い娘ウンジ(キム・ユジョン)に出会う。少女を一人残していくことができなくなった彼は、嫌々ながらもウンジを連れていくことにする。そんな中、ミジンはやっとのことで手足の拘束を解き、家から逃げ出し、近くの雑貨店に駆け込んだ。しかし、その店には、検事の判断により証拠不十分で既に釈放されたヨンミンがタバコを買いに向かっていた……。