小さな町スワロー・フォールズでは、サーディンの缶詰工場が閉鎖されて以来、人々は在庫の山となった缶詰ばかりを食べている。そこに暮らす発明家志望のフリント・ロック(声:ビル・ヘイダー)は人づきあいが苦手で、スプレー・シューズやサル語翻訳機など風変わりな装置を発明しては、町の人々に迷惑をかけていた。それでもフリントは、町の人々を幸せにするものを発明すると思い込んでいる。ある日フリントは、水を食べ物に変える食べ物マシーンを発明する。しかし機械は町の広場を破壊して、雲の彼方へ飛んで行ってしまった。フリントが自分の発明家人生も終わったと思った瞬間、空から大量のチーズバーガーが降ってくる。サーディンの缶詰に食べ飽きた町の人々は、フリントの発明を歓迎した。この気象現象を報道するために、お天気キャスターのサム・スパークス(アンナ・ファリス)が町を訪れる。フリントはサムと親しくなる。やがて人々が欲望のままに食べ物をリクエストするようになると、機械は次第に誤作動を始め、スパゲティ竜巻や巨大ミートボールが発生し、大量のマシュマロとスイカが町を飲み込もうとする。フリントとサムはそれぞれの能力を活かして、機械を止めようと試みる。