アメリカ・ニューオリンズでウェイトレスをしているティアナ(声:アニカ・ノニ・ローズ)は、死んだ父との夢だった自分のレストランを持つことを目指して懸命に働いている。ある日、幼なじみの富豪の娘シャーロット(ジェニファー・コーディ)の家で、仮装舞踏会が開かれる。ティアナは、得意料理のベニエを振舞うよう頼まれる。そのパーティーには、マルドニア王国の王子ナヴィーン(ブルーノ・カンポス)が参加することになっていた。ナヴィーンは甘やかされて育ち、仕事もせずに遊び呆けていたので親に勘当され、一文無しだった。彼は音楽で溢れるニューオリンズを訪れ、富豪の娘と結婚することを望んでいた。しかし、魔術師のドクター・ファシリエ(キース・デイヴィッド)の策略により呪いをかけられ、カエルに姿を変えられてしまう。パーティー会場でプリンセスに仮装したティアナの前に、1匹のカエルが現われる。そのカエルは、自分は呪いによって姿を変えられたナヴィーン王子であり、その呪いはプリンセスのキスによって解けると告げる。ティアナはレストランの夢を叶えるという条件で、勇気を振り絞ってそのカエルにキスをする。しかし、ナヴィーンが元の姿に戻らないばかりか、ティアナまでカエルの姿になってしまう。