芸人を目指すユウキ(福徳秀介)はオーディションで失敗し、バイトもクビになってしまう。暗い気分で歩いていたところ、先輩で元相方の剛志(桜木涼介)と出会う。剛志はユウキに新しいバイトを紹介する。翌日ユウキは、紹介されたバイト先である住宅展示場の中で行われる『電流戦士ギガチェンジャーショー』の会場に向かう。剛志が演じる怪人バクゲルグが司会の美由紀(石井あみ)に襲いかかると、5人のギガチェンジャーが現われるというお決まりのショーで、ユウキは悪の手下の1人として参加することになる。剛志は悪役の方が子供のウケがいいとうそぶくが、ギガレッドを演じる俳優志望のノボル(永田彬)とギガブルーのツトム(米原幸佑)は剛志をバカにしている。ある日、剛志の恋人である美由紀をノボルが寝取ったことが発覚する。剛志とノボルは、ショーの最中に大乱闘を繰り広げる。怒りの収まらない剛志は、サーフショップの鬼丸(阿部亮平)を訪ね、ノボルたちを締めてほしいと頼む。鬼丸は金を強請ろうと、大学に乗りこんでノボルとツトムを痛めつける。観念したノボルたちは、金を借りるためにツトムの兄・拓也(林剛史)のところに行く。渋谷で出会い系サイトを運営している拓也は、剛志たちを返り討ちにしてやろうと、自衛隊時代の友人・勇気(後藤淳平)に相談を持ち掛ける。勇気は今は配管工をしているが、年上の恋人あさみ(ちすん)とレストランを出すため、調理師免許を取ろうと考えている。かつてその凶暴性で評判だった勇気は、拓也の頼みを引き受ける。金を受け取るために勝浦に来た鬼丸たちは、勇気たちの壮絶なリンチに遭う。さらに暴力はエスカレートし、ついに殺人が起きてしまう。