2009年の夏休み。陸上部に所属しながら、結果を出せずに目標を見失っていた藍(山谷花純)は、仲良しの桃子(江野沢愛美)から誘いを受ける。同級生のさくらと3人で、桃子の祖母が営む民宿の手伝いに行かないかというのだ。民宿に着いた彼女たちを、お料理、掃除、洗濯など初めてだらけの体験が待っていた。慣れない仕事で、すべてが思い通りに行かない日々の中、次第に3人の間に溝が生まれていく。そこへ追い打ちをかけるように、民宿の主人であるおばあちゃんが病気で倒れてしまう。民宿で働くことができるのは今や藍たち3人だけ。窮地に立たされた彼女たちは、自分たちで民宿を切り盛りしようと決意する。近所の魚屋のおじいちゃんや孫のユージ君の助けも借りて、民宿のために力を合わせる3人。13歳の夏、忘れられない思い出と共に、3人は少しだけ大人になっていく……。