東京都大田区蒲田。町工場を営む山崎家は、父・有三(声:松本保典)、母・佳乃子(玉川砂記子)、祖母・ヨシ(京田尚子)、大学生の長男・太一(青木誠)、高校生の長女・裕子(福圓美里)、小学五年生の次男・公平(千葉翔也)の6人家族。公平は野球と少年漫画が大好きで、元気いっぱいの少年だった。新年。正月早々、職人気質で頑固者の有三と太一が大喧嘩をする。一方、裕子が非行に走りそうになったり、工場のお得意様から詐欺にあったりと、山崎家には騒動が絶えない。従業員のゴロー(塚田正昭)や、隣に住むアニメーターの良(高木歩)らを巻き込みながら、山崎家はあるターニングポイントを迎える。それは、東京オリンピックだった。いつしかバラバラになっていた家族の想いが、東京オリンピックを機に、ひとつになっていく。