今から数十億年前、不死身の種族が宇宙最高の力を入手。彼らは宇宙の“ガーディアン”となり様々な星から勇者を選び、宇宙警察機構〈グリーン・ランタン〉を作り上げた。だがそんな彼らに最大の危機が訪れる。伝説の戦士アビン・サー(テムエラ・モリソン)が無人の星に封じ込めた最も危険な敵・パララックスが封印を破り、復讐を開始したのだ。新たなパワーを獲得した彼らに襲われ、致命傷を負ったアビン・サーは近くの星で新しいメンバーを選ぶために宇宙船を発進させる。一方、彼が向かった星・地球では一人のテスト・パイロット、ハル・ジョーダン(ライアン・レイノルズ)が戦闘機を操縦していたが、自信過剰でお調子者の性格が災いして重要なテスト飛行に失敗。なんとか墜落寸前に脱出したハルは、社長の娘で次期経営者候補のキャロル・フェリス(ブレイク・ライブリー)から謹慎を言い渡される。海岸に不時着したアビン・サーは“恐怖を克服できる勇者”を選ぶ宇宙最強の武器パワーリングに「しっかり選べ」と声をかける。だがそのリングが選んだのはハルだった。アビン・サーは栄誉と責任ある役目をハルに引継ぎ息を引き取る。パララックスは4人のグリーン・ランタンを殺し、2つの星を滅ぼした。しかも相手の恐怖を吸い取ってパワーとするため、戦うたびに力を増している。グリーン・ランタンのトップに立つ戦士シネストロ(マーク・ストロング)は、宇宙の存続すらも危ぶむガーディアンたちに最強の部隊を率いて勝利すると宣言。アビン・サーの遺体は政府に回収され、生物学者ヘクター・ハモンド(ピーター・サースガード)に調査が依頼される。だが父親のロバート・ハモンド上院議員(ティム・ロビンス)のコネだけでトップシークレットに関わることになったヘクターは何ひとつ解明できない上に、解剖中パララックスの細胞に感染してしまう。そんな中、グリーン・ランタンの拠点、惑星オアに呼ばれたハルは、案内役のトマ・レー(声:ジェフリー・ラッシュ)から、心に描いたイメージを物体化するパワーリングの使い方を指導されるが、意志の力が弱いハルはうまく操れず、訓練係のキロウォグ(声:マイケル・クラーク・ダンカン)に叩きのめされる。ハルの弱点は恐怖心だと見抜いたシネストロは「お前が後継者ではアビン・サーを侮辱することになる」と怒りを露わにする。運命から逃れたいと悩むハル。だがその頃、ヘクターの導きでパララックスは地球へと向かっていた……。