米軍特殊部隊の兵士ジョン・タイリー(チャニング・テイタム)は、2週間の休暇で赴任地ドイツから父親(リチャード・ジェンキンス)が暮らすサウスカロライナに帰省する。1人暮らしの父は自閉症だったが、ジョンとは深い絆で結ばれていた。やがて彼は、帰省中の女子大生サヴァナ・カーティス(アマンダ・サイフリッド)と海辺で偶然知り合い、恋に落ちる。南部の裕福な家庭で愛情をたっぷり受けて育った陽気なサヴァナは、自閉症の子供たちのための施設を作るという夢を抱く理想主義者。それに対して、自閉症の父親に育てられたジョンは、タフなスポーツマンのイメージとは裏腹に、対人関係が苦手で心に孤独を抱えていた。住む世界も性格も全く異なるものの、2人はともに、今まで自分の中に欠けていた何かを相手の中に見出し、惹かれあう。愛を育む2人だったが、瞬く間に2週間が過ぎ、ジョンが赴任地に戻る時が訪れる。機密事項のため行き先を告げることができないジョンと、学校で大学生として生活するサヴァナ。遠く隔てた距離を埋めるように、2人は約束通り手紙の交換によって、大切に愛を育てていった。時は流れ、世界情勢が複雑化し、ジョンは任務を延長せざるをえない状況に追い込まれる。祖国への献身とサヴァナの元に戻りたい想いの間で苦悩するジョン。故郷へ戻ったサヴァナも孤独に耐え、2人の絆をなんとか保とうと努力していた。だが、9・11同時多発テロ事件が2人の間を引き裂く。ある日、ジョンの元に届いたのはサヴァナからの別れの手紙。生まれて初めて心を開ける相手を見つけたと思っていたジョンは打ちひしがれ、自ら激戦地での任務延期を志願する。やがて戦場で負った傷も癒え、故郷へ帰還したジョンはサヴァナと再会。そこで彼は、手紙には書かれていなかった驚くべき真実と向き合うことになる……。