1877年、南アフリカ。神父ウィット(ジャック・ホーキンス)は娘マーガレタ(ウーラ・ヤコブソン)とズール族の集団結婚の踊りを見ていた。そしてズール族の酋長と平和的な友好関係を話し合った。ところが、ズール戦士がイギリスの駐屯部隊1200名を虐殺したということが伝えられ、華やかな結婚式の会場は大混乱に陥った。ズール族が神父の伝導所を襲うことは必定である。神父はそこに駐屯する指揮官チャード(スタンリー・ベイカー)に撤退を申し入れたが拒否された。チャードは神父親娘を立ち去らせブロムヘッド(マイケル・ケイン)と計って砦の死守を決意した。イギリス軍は将校8名と兵卒97名、ズール族は4000名と予想された。ズール族は戦闘に長じている。整然たる戦闘隊形を組んで押し寄せて来た。イギリス軍の一斉射撃がズール族の第1波をしりぞけた。第2波も。だが、砦との距離は縮められた。そして、北壁からの攻撃はすさまじく、ブロムヘッドも6回にわたって砦から出撃、攻撃を食い止めた。ズール軍の司令官は病院を占領すれば砦に侵入することが出来ると決断し、火をつけて侵入、30分の激戦を展開した。そして砦を奪われるのも時間の問題になった。やがてズール軍の攻撃が突然止まった。どういうわけか分からない。彼らは整然と丘の彼方に、イギリス軍の勇敢な戦いぶりを讚えながら消えていった。その直後、救援部隊が到着した。神父父娘が一緒だった。平和がよみがえった。また、勇敢な戦士たちにビクトリア勲章が与えられた。