南米での大冒険が終わり、豪華ヨットのアンジェリーナ号でジャック(マイケル・ダグラス)と共に、世界一周の旅に出た人気女流冒険作家ジョーン(キャスリーン・ターナー)は、6ヵ月もの船上生活にあき、スランプ気味。ある日、南欧のある街に上陸してのサイン会パーティで、彼女は、アフリカ統一のリーダーに選ばれたアフリカ某国大統領オマー(スピロス・フォーカス)に、即位式取材と伝記執筆を依頼される。早速OKするジョーンは、オマーらとアフリカヘ。一方、ジャックは南米で宝石争奪戦をし刑務所に入れられていた小柄の悪党ラルフ(ダニー・デヴィート)と再会。沖に浮かぶアンジェリーナ号が爆発し、あ然とする2人の前に、時限爆弾を仕掛けたオマーを狙うテロリストのタラク(ポール・デイヴィッド・マギッド)が現れ、オマーの盗んだナイルの星を大金を出すから、とり戻してくれとたのむ。そして2人もアフリカヘ飛んだ。アフリカで大歓迎をうけたジョーンは、街のいたる所にかかれた「アルバカハラを返せ」の文字に疑問を持ち、オマーの始めようとしている戦争の作戦図を手に入れたが、すぐに捕えられ牢獄に入れられてしまう。そこで彼女は、ホリー・マン(アブナー・アイゼンバーグ)と出会い、協力して脱獄に成功。2人の前に、ジャックらが現われ、3人は戦闘機に乗り、飛行不能のまま滑走して街をあとにする。スーフィ教徒の攻撃に街は大混乱となり、オマーの軍隊がこれを撤退し、さらにジョーンを追う。戦闘機は爆発し、砂漠を逃げるジョーンらは原住民ヌビア族に助けられ、ホリー・マンをカディールにとどけることになった。彼こそナイルの星と呼ばれる救世主で、オマーが彼のかわりに救世主の座につこうとしていたのだ。しかし、3人は乗った列車の中でオマーに捕まってしまう。さて砂漠の中に巨大ステージが組まれ、何万という群集が救世主を拝みに集まった。オマーはステージヘ。その頃、スーフィ族に助けられていたラルフは、一族と共にこの集会に来、大混乱を引き起こす。そしてラルフは、オマーにつかまっていたジョーンらを助け、混乱の中、炎に包まれたステージからオマーの姿は消えた。--数日後、ホリー・マンの前で、ジョーンとジャックは結婚式をあげた。