2027年、地球上は荒廃し、人工臓器の開発により、サイボーグ化した人間が出現し、暴力がはびこる世界となっていた。ロボット工学関連の犯罪専門のロス警察の捜査官アレックス(オリヴァー・グラナー)は、ある捜査で重傷を受け、大々的な人工臓器移植手術を受け、失意の底で麻薬に溺れていく。コンピューター・チップの密輸組織に身を落としたアレックスは、彼の心臓に植え付けられた爆弾のために、スイッチを握るボスのファーンズワース(ティム・トマーソン)の命令に従うしかなかった。盗まれたチップを取り戻すことを命じられたアレックス。チップはアレックスの元恋人ジェアードが持っていて、テロリスト集団ハンマーヘッドに売ろうとしていた。アレックスは自分が両者をおびき出すためのおとりであることに気がついた。問題のチップはクローン人間製造工場計画の情報が入っていた。最終目的は全世界の首脳をサイボーグとすり替えることだった。首謀者であるファーンズワース自身もサイボーグだった。ハンマーヘッドの正体は、完全な人間たちの集団で、サイボーグの完全破壊を目的としていた。悩んだアレックスは人間の側に付き、ファーンズワースたちと戦い、彼らを全滅させたかに見えたが、生き残ったファーンズワースが、アレックスの前に現れ、耳をつんざくような爆発音が鳴り響くのだった。