映像制作会社うつせみコーポレーションで働くアイコ(矢島舞美)は、会社の倉庫に眠るビデオの山から謎のビデオを発見する。1960年代に製作されたと思われる『ゾンビ学入門』というタイトルのその作品は、リポーターの真佐クル世(菅野麻由)が、実際にゾンビが現れた時の対処方法を紹介する“ハウ・トゥーもの”だった。同僚のホラーマニア、橋本(宮崎吐夢)はその映像を観て色めき立つが、アイコは眉をひそめる。その頃、突如現れたヤスデ(鳥居みゆき)と妹のカナブン(中島早貴)が率いるゾンビ軍団によって、日本全国に大パニックが起きていた。そんな事態は露ほども知らないアイコたちを、ゾンビ化した取引先の男が襲う。彼女たちは、社長であるおじ(大堀こういち)が経営する別会社へ逃げ込むが、そのビルもやがてヤスデ率いるゾンビ軍団に取り囲まれてしまう。絶体絶命の危機に陥ったアイコたちは、『ゾンビ学入門』の情報を参考に、ゾンビたちと孤独な戦いを開始する……。