ヴァカンスの時期に一人勉強のためにローマに残った女生徒のひと夏の体験を綴る。アルマーニ銀座タワーをはじめ世界各地で有名建造物の設計を手がけてきた建築家マッシミリアーノ・フクサスを実父に持つエリザ・フクサス。自身も建築の勉強をしており、磨かれたセンスは本作にも活かされている。本作が初監督作品となる。「ミラノ、愛に生きる」「マイ・ブラザー」のディアーヌ・フレーリが、複雑な乙女心を抱えるタイトルロールを演じている。ほか、「来る日も来る日も」(イタリア映画祭2013にて上映)のルカ・マリネッリ、「剥製師」(未)のエルネスト・マイエらが出演。第25回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品。