数多くの怪奇現象を解決、心霊学者として著名なエド・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)とロレーヌ・ウォーレン(ヴェラ・ファーミガ)夫妻が、40年もの間、あまりにも邪悪すぎるために極秘にしてきた事件がひとつだけあった……。1971年、アメリカ、ローズアイランド州。父(ロン・リビングストン)と母(リリ・テイラー)、その5人の娘たちが、人里離れた地に引っ越してくる。辺りには何もない古ぼけた一軒家だが、中は館のように広く、家族にとっては夢のマイホームであった。だが間もなく、その家で次々と奇妙な出来事が起こり始める──。決して家の中に入ろうとしなかった愛犬の突然の死。なぜか外より気温が低い部屋に漂う異様な臭い。午前3時7分に止まる家中の時計。毎朝、母親の身体に浮かぶ覚えのないアザ。誰もいない空間に語りかけるまだ幼い末っ子。鬼が目隠しすると、ひとり増えている隠れんぼ。真っ暗の地下室から聞こえる手を叩く音。家に体当たりして、自殺する鳥たち。やがて遂に娘たちに危害が及び始め、一家はウォーレン夫妻に助けを求める。夫妻が周辺の土地を調べると、そこには耳を疑う血と闇の歴史があった。7人の家族を救おうとウォーレン夫妻は立ち上がるが、凄絶な力が彼らを迎えうつのだった……。