父から虐待を受ける12歳の少女と孤独な長距離トラック運転手との逃避行を捉えた悲劇的なロードムービー。ファッションデザイナーとして活躍する一方プロデューサーを務めるなど映画界にも寄与してきたアニエスベーが、本名のアニエス・トゥルブレ名義で映画監督に初挑戦。出演はオーディションで選ばれたルー=レリア・デュメールリアック、「ジダン:神が愛した男」の監督を手がけた芸術家ダグラス・ゴードンほか。実験映画の巨匠ジョナス・メカス監督が撮影に参加。また、バンド『ソニック・ユース』の未発表音源を使用している。日本では劇場公開に先立ち、第14回東京フィルメックス特別招待作品として2013年11月30日に上映された。