アメリカ東部の静かな町。9月初めのレイバー・デイの週末を控えたある日。夫が自分のもとを去ったことが原因で心に傷を負ったシングルマザーのアデル(ケイト・ウィンスレット)と13歳の息子ヘンリー(ガトリン・グリフィス)の前に突然、警察に追われる脱獄犯フランク(ジョシュ・ブローリン)が現れる。家へ連れて行くよう強要された2人は、そのまま自宅で彼を匿うことになる。危害を加えないと約束したフランクは、アデル親子と緊張状態を保ったまま過ごすうち、次第に家や車を修理し、料理をふるまい、ヘンリーに野球を教えるようになってゆく。いつしかフランクはヘンリーと打ち解け、アデルとはお互いに惹かれ合うように……。ともに過ごした時間の中で、ついに3人は人生を変える決断を下す。人生の晩夏にさしかかったシングルマザーと思春期の少年が体験した、運命の5日間の行方は……?