ロサンゼルスのダウンタウンにある閉ざされたままの教会。その扉を開けた老司教(ドナルド・プレザンス)は、そこで不思議な緑色の液体が入った透明な柩を発見する。彼は理論物理学と超常現象の大家バイラック教授(ヴィクター・ウォン)に相談し、キャサリン(リサ・ブロント)、ブライアン(ジェイムソン・パーカー)、ケリー(スーザン・ブランチャード)、ウォルター(デニス・ダン)、スーザン(アン・ハワード)らの研究生や専門家と共に協会に泊まり込み、徹底的な分析を始めた。しかしその頃教会の回りには浮浪者らが集まり、さらにはおびただしい数の虫が地中から這い出して来ていた。教授たちがコンピュータによって教会に残されていた古代文字の書物と緑色の液体の柩を調査した結果、柩は700万年前から存在し、そこには神でさえ解けない悪魔の呪いが封じ込められているという事実が判明した。その時、教会の外へ出ようとした調査員がいきなり浮浪者に刺し殺された。それをきっかけに緑色の液体が突然柩から天井に向かって跳ね、スーザンを襲い、彼女に何かが乗り移った。悪魔の呪いが徐々に本格的な力を発揮し始め、その場にいる者はみな身の毛もよだつ悪夢を見せ続けられるのだった。そして悪魔の下僕と化したスーザンが1人ずつ調査員を殺し、緑の液体を体内に注入することで仲間を増やしていった。その時、古代文字を解読していたコンピュータが、全宇宙を支配し、全ての理論の基礎となる絶対の法則=パラダイムこそ、悪魔界最高の決して解けない“呪い”であるという答えをはき出した。教会の扉は閉ざされ、緑の液体は柩から溢れ出る。悪魔のエンブレムと同じ形のアザが浮かび上がり、それが身体中に広がったケリーは、もはや人間の姿をしていなかった。彼女は何かを求めるように鏡を見つめ、ゆっくりと手を差しのばし暗闇に閉ざされている邪悪なものを現実の世界に引き入れようとした。手が鏡の中へ伸ばされたその時、陰から見ていたキャサリンが飛び出し、ケリーと共に向こう側の世界に入っていった。その瞬間、鏡は閉ざされ邪悪なものの復活は妨げられたのだった。キャサリンの犠牲により、再び、世界には、平和がもどるのだった。