ニューヨークで運命的に出会い、恋に落ちたジュード(アダム・ドライバー)とミナ(アルバ・ロルヴァケル)。やがて結婚した2人の間には、可愛い男の子が生まれる。それは、幸せな人生の輝かしい始まりのはずだった……。しかし息子の誕生後、独自の育て方にこだわるあまり神経質になってゆくミナは、息子が口にするもの、触れるものに対して次第に敵意と恐怖心を露わにし始める。やがてその攻撃の矛先は、医者や友人、そしてジュードの母親、更にはジュード本人にまで向かうように。そんな妻の異常とも思える頑なな愛情を何とか理解し、支えようとするジュード。しかしその結果、息子の体が徐々に変調をきたし始めたことで、ジュードは遂にある決断を迫られる。果たして、その先に待ち受けるものとは……。