「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー」で第20回ベルリン国際映画祭インターフィルム賞等を受賞、CFの分野でもカンヌ国際広告祭で8度もグランプリを獲得したロイ・アンダーソン監督が、「散歩する惑星」「愛おしき隣人」に続く『リビング・トリロジー3部作』最終章として撮りあげた不条理ドラマ。ジョークグッズを売り歩く冴えない2人組のセールスマンをはじめ何をやってもうまくいかない愛すべき人々が織りなすコミカルでシュールなエピソードを、絵画のように細部まで計算した映像で描き、第71回ヴェネチア国際映画祭にてグランプリにあたる金獅子賞を受賞した。第27回東京国際映画祭では「実存を省みる枝の上の鳩」の題で上映。