ルーカス、シーヴェルト、そしてトルゲールの3人は、一流のバレエ・ダンサーになることを目指してノルウェーのバレエスクールに通っている。ふざけたり女子の話をしたりと少年らしい顔を見せる一方、厳しい練習にも真剣に打ち込み切磋琢磨し合っていた。数々のコンクールに出場し、3人は狭き門をくぐり抜けクラシック・バレエのコースのあるオスロ国立芸術アカデミーへの入学資格を手に入れる。そんな彼らに大人たちは、別の選択肢に備えバレエばかりではなく勉強もしておくよう忠告した。大人の入口に立つ彼らは、自分の才能について、将来について、周囲の環境について向き合わざるをえなくなる。そんな中、バレエ以外の道はないと言い切りいつも誰よりも早くスタジオに入り準備していたルーカスが、多くの有名ダンサーを送り出してきたイギリスにあるロイヤル・バレエスクールに招待される。