スターとしての絶頂期を過ぎ、もう何年も新曲を書いていないダニー(アル・パチーノ)は、往年のヒット曲を歌うだけの虚しい日々を送っていた。そんなある日、ダニーにジョン・レノンからの手紙が届く。43年前、駆け出しの頃のダニーに書かれた手紙を、長年彼を支えてきたマネージャー(クリストファー・プラマー)が見つけたのだ。そこには、富や名声に惑わされず、音楽への愛情を持ち続けることの大切さが綴られていた。「あの時手紙を受取っていたら、今よりマシな人生に出来た……」今からでも遅くないと、ダニーはツアーをキャンセル。顔も見たことのない息子に会いに旅立つのだった。予想通り息子には激しく拒絶されるが、気立ての良い妻と可愛い孫娘を味方につけ、懸命に愛情を捧げるダニー。だが、息子が心を開きかけた時、ダニーは彼が深刻な病に罹っていることを知る……。