世間を震撼させたハッキング事件を次々と起こし、遂に殺人の容疑者として追われていた天才ハッカー、ベンジャミン(トム・シリング)が警察に出頭してくる。自分が盗んだ情報を元に、殺人事件が発生し、今度は自分自身の命が狙われているというのだ。彼の話は、次のようなものだった。学校では苛められて孤独に過ごしていたベンジャミン。世界をハッキングすることを夢見る未来の革命家マックス(エリアス・ムバレク)に才能を見込まれた彼は、その仲間に加わる。やがて、マックスの仲間ステファンやポールと共に、ハッキングチーム“CLAY”を結成。ドイツ経済界の管理システムをハッキングし始める。だが、その行動は、ヨーロッパ警察ユーロポールやライバルのハッカーチーム“MrX”の関心を引く結果となった。さらに危険な世界へ足を踏み入れたベンジャミンたちCLAYのメンバーは、ユーロポールやMrXのみならず、ロシアのサイバーマフィア“FR13ENDS”まで巻き込み、やがて命の危険に晒されるようになってしまう。そこから抜け出せるかどうか、全てはベンジャミンの天才的なサイバー能力にかかっていたというのだが……。捜査官はその自白を元に捜査を始めるが、証言内容に合致しない事実が次々と明らかになってゆく……。