スペインのバルセロナ。2005年に世界遺産に登録され、世界中から訪れる年間300万人を超える観光客を魅了する街のシンボル、サグラダ・ファミリア。カタルーニャの建築家アントニ・ガウディが構想し、1882年の着工から133年経った現在に至るまでいまだ完成せず、あらゆる栄枯盛衰を経て今日も成長し、進化を続けている。その現場には、日本人彫刻家の外尾悦郎が参加して現在も活躍中。時代の変化とともにコンピューターが導入され、130 年前のガウディの意思を、現在の技術でいかに表現しようとしているのか。現場スタッフの試行錯誤、ガウディの意志を巡って進化を続ける偉大なライフワークの神秘。この壮大な建築プロジェクトを、スタッフ以外立ち入ることのできない内部の映像と建築関係者へのインタビューによって解き明かす。