2044年、太陽風の増加により砂漠化が進んだ地球。人類が存亡の危機を迎える中、「生命体に危害を加えてはいけない」「ロボット自身で、修理・修繕をしてはけない」という二つの制御機能が組み込まれた人工知能搭載ロボット“オートマタ”が共存していた。彼らは、人間に代わる労働力として砂漠化を防ぐための巨大防御壁の建設や、機械式の雲を作っていたのであった。そんなある日、オートマタを製造・管理するハイテク企業に務める調査員ジャック(アントニオ・バンデラス)は、絶対に変更不可能とされていた制御機能が破られた改造ロボットの存在を知る。やがてロボットの心が覚醒し、その一方で人間のモラルが崩壊。地球は人工知能の時代が始まろうとしていた……。