自分たちが自由にできる世の中を求める財閥と、金と後ろ盾を必要とする政治家。そんな二者の癒着は巨大な腐敗権力を作り上げ、策士・ガンヒ(ペク・ユンシク)はその一連の流れを陰で操っていた。ガンヒに雇われ様々な悪事を代行してきたアン・サング(イ・ビョンホン)は、ある日、財閥企業ミレ自動車が大統領候補へ裏金を送っていた証拠となるファイルを入手。それを楯にミレ自動車を脅し、さらなる成功を手に入れようと企てるがしくじり失墜する。一方、検事ウ・ジャンフン(チョ・スンウ)はその裏金事件を捜査していたが、ファイルをアン・サングが横取りしてしまったため捜査は難航、やがて打ち切りになってしまう。コネや後ろ盾のないウ・ジャンフンは、すべての責任を負わされ左遷されるが、それでも諦めきれない彼はチンピラに成り下がりながらも復讐を企てるアン・サングを追いかけ、一発逆転の告発を持ちかける……。