1960年代初頭のロンドン。双子のギャング、レジー・クレイ(トム・ハーディ)とロニー・クレイ(トム・ハーディ二役)は手段を選ばない方法で街の権力を手中に収めつつあった。さらなる勢力拡大のために二人はアメリカのマフィアと手を組み、有力者やセレブリティとも懇意の関係を築き上げていく。彼らの影響力はイギリス社会の上流階級にまで及び、その勢いはとどまるところを知らなかった。そんな中、レジーは部下の妹フランシス(エミリー・ブラウニング)と恋に落ち結婚。悪事と手を切ると約束したレジーは、自らが所有する複数のナイトクラブの経営に力を注ぎ込むようになっていく。しかし、組織内の不調和や警察の執拗な捜査、ロニーの自滅的な行動によってクレイ兄弟の栄華は徐々に脅かされていくのだった。やがて二人の絆に綻びが生じ、レジーとフランシスの結婚生活も破綻へと向かい始める……。